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2017年1月26日 (木)

先人の祝詞を訓読する

   初宮詣祝詞

 

掛巻も恐き産土神の御前に〔神官某〕 恐々も白さく 氏子〔何誰某年月日〕生まれ出で 今日の生日の足日に初めて御前に参詣で奉らせ 御祭仕奉るを平けく安けく聞食て 此の御守に宇豆の神霊を憑せ給ひ 命真幸く功績しき児と成長らしめ 夜の守り日の守りに守り恵み幸へ賜へと 恐々も白す(出典省略

 

〔補足案〕掛けまくも恐き産土神の御前に(神某)恐々も白さく 氏子(何某)某年月日此の現世に生まれ出で 今日の生日の足日に 御前に参詣で初め 事の由告げ奉るにより 御祭奉るを 平けく安けく聞こして 此の御守に たまぢはひ坐して 夜の守り日の守りに守り恵み幸へ賜 命長く 幸く真幸く在らしめ給ひ 健やかに生ひ立ち行かしめへと 恐み恐みも白す

 

     生児初宮詣奏上祭詞

 

掛巻も恐き何々神社の珍の大前に慎み敬ひ畏々も白さく 大神の常に御慈愛しみ玉ひ撫玉へる〔何某〕の妻〔何某〕伊 懐妊りて有るが故に 平けく産ましめ玉はむ事を 朝には手を折り計へ夕には思ひかたまけて 冬籠り三雪降る中に 桜花香はむ春を下待つ事の如く 入日刺す豊旗雲に夜深く出で来む月影を仰ぎて思ふ事の如く 〔何某〕(産婦の名)は更なり家人皆も子安木仰ぎ待ち恋ひ 子安貝伏して乞祈奉りし験有りて 〔何年何月何日〕に障る事無く生出しめ玉ひて 真名子〔某〕(子の名)も母〔某〕(産婦の名)も安らかに日足行かしめ玉ふに依りて 早くも今日は何日に成りぬ 故其高き尊き恩頼を嬉しみ悦び〔某〕(子の名)伊斎回り清回り初めて参出来て 礼代の幣帛献奉り 神朝廷を拝み奉り尊み奉らくを 慈しと聞食し愛しと聞食して 今ゆ後此の御名符を身の守と持ち斎き斎ひ奉る任に 弥益々に撫で玉ひ 恵み玉ひ 病しき事無く煩はしき事無く すくすくと夙調ひて 身は菅根の長く浜荻の久しく 心は咲花相諾ひ幸へ玉へと 畏々も白す(出典省略) 

 

〔補足案〕掛けまくも恐き何々神社の珍の大前に 慎み敬ひ畏々も白さく 大神の常に慈しみで給へる(何某)が妻(何某) 去年懐妊りければ 平けく産ましめ給へと 朝には手を折りへ 夕には思ひかたまけ 冬籠り雪降る季節 桜花はむ春を待ちて居て 入日刺す豊旗雲深く 出で来むを仰ぎつつ (何某・産婦の名)家人皆 子安木仰ぎ乞ひ待ち 子安貝伏して祈みしに 験有りて (何年何月何日)障る事無く生まれ出でし 真名子(某・子の名)も母(某・産婦の名)も 安らかに日足らしめ給ひ 何日 高き尊き恩頼を 嬉しみ悦び親も子も 斎回り清回りつつ 大前に参出来初めて 礼代の幣帛奉り 拝み奉る心をば めぐし愛しとこし食し 今ゆ行先 戴きし御符を守と持ち斎く この嬰児を撫で給ひ 恵み給ひて 煩はしく疾しき事無く すくよかにと育み養し 菅根の長く久しく 咲く花の幸はへ給へと 畏み畏みも白す 

 

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