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2012年5月21日 (月)

大祓詞講義9

かく出でば、天つ宮事以て、大中臣天つかなぎを、本打ち切り末打ち断ちて、千座の置座に置き足らはして、天つ菅そを、本苅り断ち末苅り切りて、八はりに取り辟きて、天つ祝詞の太祝詞事を宣れ。

かく ― コノヨウニ。

いでば ― 「いづ」の未然形+「ば」。出タナラ。

あまつ ― 高天原伝来ノ・高天原ニ由来スル。神聖さを強調している。

みやごと ― 「みや」は宮廷。ここは神々の世界。「ごと」はその決リ・定メ。

もちて ― ヨッテ。

おほなかとみ ― 中臣に美称「大」を冠したもの。神護景雲三(七六九)年、中臣清麻呂が賜ったのを嚆矢とする。

かなぎ ― 「かなき」と訓めば堅イ木。

もとうちきり・すゑうちたち ― 「本」と「末」は対句。「うち」は接頭語。語を強める。「たち」は断チ切ル。

ちくらのおきくら ― 『延喜式』には「八座置」の語がみえる。「ち」はタクサン。「くら」は案・台。「おきくら」は置クタメノ案または台。

おきたらはし ― 「おく」「たる」「ふ」「す」。「ふ」は継続を表す助動詞。「たる」は充チ足リル。「おきたらはす」で充分ニ置ク。

あまつすがそ ― 「すがそ」は不明。「すが」は「菅」、「そ」は「麻」とする説がある。「菅」は中空で呪力ありと信じたものか。「麻」は祓に不可欠。

もとかりたち・すゑかりきり ― 本末を切ること。

やはりにとりさき ― 「や」は強め。「はり」は伸バス。「とり」は接頭語。「さき」は分ケル。伸バスヨウニシテ分ケテ。

のりと ― 「のる」「と」。「のる」は秘められていたものを外ヘ出スこと。重要なことを口ニ出シテ言ウこと。

ふとのりとごと ― 「ふと」は美称。「ごと」は接尾語。

のれ ― 宣告シナサイ・宣言セヨ。

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